〜 月利300万を目指して20サイトを構築する、地味で不器用な男の実況記録 〜
午前2時。
画面には4文字が浮かんでいた。
401 Unauthorized.
認証を、拒否された。
「つながった!」という歓声を想像していた。「思ってたより簡単じゃないか」と鼻で笑う未来を想像していた。
現実は違った。
MakeとWordPressを繋ごうとして3時間、ぼくはひたすらエラーと向き合い続けていた。Application Passwordの設定を見直して、プラグインを入れ直して、ネットの記事を10本以上漁って、また同じ画面に戻ってくる。迷宮。完全な迷宮だ。
そしてこんな考えが頭をよぎる。
「AIなら一瞬で全部できる、って聞いてたんだけどな。」
笑えるよな。
はじめに──この連載が「他のAI副業記事」と何が違うか
最初にはっきり言っておく。
現在の実績:noteの売上、800円。
月300万を目指す人間の「現在地」が800円だ。笑ってほしい。ぼくも笑ってる。
でも、これがこの連載の全てだ。
美辞麗句も成功体験の切り売りも、ここにはない。あるのは「ゼロに限りなく近い地点から、本当に月300万に到達できるのか」という公開実験の記録だ。成功すれば証明になる。失敗すれば「やっぱり無理だった」という貴重なデータになる。どちらに転んでも、読んでいるあなたに何かが残るはずだ。
ぼくはブログを書くのではなく、実況する。
なぜ「20サイト×AI自動化」なのか
先に「頭がおかしい」と言われることを承知の上で、戦略を説明する。
目標は月利300万円。
これを1サイトで達成しようとすると、そのサイトが「当たり」を引くまで収益がゼロのままリスクを抱え続けることになる。ぼくにそれを待つ胆力はない。
だから分散する。
20サイトを同時並行で動かし、そのうちいくつかが育てば目標に届く、という仮説だ。もちろんこれは「量で質を補う」という戦略で、聞こえはよくない。でも少なくとも、「1サイトに全てを賭けて半年後に力尽きる」よりは再現性がある。
そして20サイトを人力で運営するのは物理的に不可能だ。だからAIと自動化が前提になる。
リアルな費用の話──「いくらかかるのか」を全部開示する
夢を売る記事は「初期費用ほぼゼロ!」と書く。ぼくはそれをしない。
実際にかかった費用、これからかかる費用を全部書く。
技術スタック(ここが「自分にもできるか?」への答えだ)
1. 初期費用(システム構築代)
| 項目 | 金額 | 備考 |
| サーバー契約(ConoHa WING) | 7,260円 | 初期費用0円+6ヶ月前払い。申し込み月は最大31日無料。2026年4月17日契約済 |
| ドメイン代(3サイト分) | 2,068円 | 1年分一括(.com)。「AI副業スタート」「ズボラちゃん」は永久無料。「株しらべ」のみ有料。2026年4月20日取得済 |
| WordPressテーマ | 0円 | 無料テーマ「Cocoon」を使用中。収益化後にSWELL(17,600円・買い切り)へ移行予定 |
| 初期費用合計 | 9,328円 |
2. 月額固定費(現在の運営コスト)
| ツール | 月額 | 現状 | 役割 |
| サーバー維持費(ConoHa WING) | 1,210円 | 稼働中 | 6ヶ月契約。収益化後に長期プランへ切り替え予定 |
| Claude Pro(頭脳) | 約3,500円($22) | 無料版で動作確認中 | 記事執筆・構成・設定まわりのサポート。この記事は無料版で作成 |
| Perplexity AI(リサーチ担当) | 約3,000円($17〜20) | 無料版で動作確認中 | 最新情報の自動収集。動作確認後にProへ移行 |
| Make(自動化連携) | 0円〜約1,500円($10) | 無料版で動作確認中 | 最初は無料枠で十分。記事量が増えたら有料プランへ。※API代は別途 |
| Canva PRO(画像・デザイン) | 1,180円 | 当面は0円 | アイキャッチ画像の作成。最初は無料版か手作業で対応し、収益化後に移行 |
| 月額合計(フル稼働時) | 約10,390円 | 現在の実費:1,210円 | ツールは段階的に有料化していく |
3. 変動費(収益加速フェーズ:4ヶ月目以降を想定)
| 項目 | 目安 | 備考 |
| SNS広告費 | 月5万円〜 | 利益が出始めてから検討。それまでは0円 |
| API利用料(OpenAI等) | 月数千円 | Makeで記事を「完全自動で流し込む」際に従量課金で発生。正直、今はまだどれくらいかかるか把握できていない。これは追って実況する |
正直な現在地をまとめると:
- 初期費用の実費:9,328円
- 今月の運営コスト:1,210円(ツールはまだ無料版で動作確認中)
- フル稼働時の月額:約10,390円
「月数万かかるんでしょ?」と思っていた人には、意外と低い数字かもしれない。ただし、これはまだ「種まき段階」の費用だ。収益化フェーズに入れば広告費やAPI代が乗ってくる。それも全部、このブログで実況する。
「プログラミングの知識は?」── ゼロだ。コードは一行も書けない。Makeはノーコードで動く。マウスでブロックをつなぐだけで自動化フローが組める設計になっているので、コードを書けることが「始める条件」にはならない。
「時間は?」── 平日は深夜1〜2時間。週末に少し多め。当然やらない日もある。それ以上は、正直まだ確保できていない。
3軸戦略──どんなサイトを作るのか
20サイトを「とりあえず作る」では意味がない。テーマに一貫性がないとコンテンツの質が下がり、自動化も難しくなる。
だから3つの軸に絞った。
① 実況系
この連載もそうだが、「やってみた」「格闘した」という体験を素材にするジャンル。AIで完全自動化するのが難しい反面、人間味が信頼になる。
② 株・投資系
既にnoteで「株しらべ」として動かしている実績がある(800円の売上がここから来ている)。データを拾ってAIで要約・解説する形は自動化と相性がいい。
③ ズボラ生活系
「手間を省く」「楽する」をテーマにしたライフハック系。検索ボリュームが安定しており、記事の型が作りやすい。
この3軸でコンテンツの型を固め、Makeでの自動化フローを使い回す。同じ仕組みを横展開する──これが20サイトを一人で動かすための核心だ。
死闘の記録──最初の3時間
さて、本題だ。
「仕組みはわかった。で、実際どうだった?」という話をする。
最初のサイト(このメインブログ)で、まずMakeとWordPressのAPI接続に挑んだ。流れは単純に見えた。
- WordPressにプラグインを入れる
- Application Passwordを発行する
- MakeのHTTPモジュールに認証情報を入力する
- つながる
現実はこうだった。
401 Unauthorized.
プラグインの設定を見直す。再度テスト。
404 Not Found.
エンドポイントのURLを確認する。スラッシュの有無を変えてみる。再度テスト。
401 Unauthorized.
また戻ってきた。
この繰り返しを、3時間やった。
誇張ではない。記録を見ると、最初のテストから開通まで、正確に2時間54分かかっている。その間、Xを開いては「Make WordPress 接続 エラー」「Application Password 401」と検索し続けた。ネットの情報はバラバラで、バージョンが古かったり、前提条件が違ったりした。誰かが書いた「5分でできます!」という記事を見て、静かに怒りを感じたりもした。もしくは、自分には才能がないのか?正直めげそうになった。
なぜそんな苦労をしてまでMakeを使うのか?
「一度繋げば、寝ている間もAIが働く。そのための初期投資(時間)だ」
ようやく接続が確立したとき、ぼくが感じたのは達成感ではなかった。
「これでやっと、スタートラインかよ。」
絶望と高揚感が、同時にきた。
そして今、次の壁が見えている
メインサイトはつながった。
でも、残りがある。
このメインサイトのその他SNSへの接続フロー。そして現在動かしている残り2サイト分の同じ作業。「また401が出るのか」という予感がある。出るだろう。出ない理由がない。
AIがあれば一瞬で全部できる、という話は本当だろうか。少なくともぼくの経験では、今のところ一度も「一瞬」ではなかった。AIは確かに記事を書いてくれる。でもAIとWordPressをつなぐのは人間の仕事で、そこには泥臭い格闘がある。
それがこの連載で伝えたいことの、半分だ。
もう半分は、それでも一歩ずつ進んでいれば何かが変わる、ということ。
800円がゼロよりましだったように。3時間の格闘の末につながった接続が、無駄ではなかったように。
次回予告
次回は、Makeで最初の自動投稿フローを完成させるところまでの記録を書く。
うまくいくかどうかは、まだわからない。
でも、また報告しにくる。
──実況を続ける人間より
この連載について 「AI一人経営」は、AIと自動化ツールを使って20サイトを構築・運営し、月利300万円を目指す公開実験の連載です。成功も失敗も、すべてそのまま記録します。現在の売上実績:800円。
【使用ツール】Make / Claude / Perplexity / WordPress(Cocoon)/ ConoHa WING


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